箱とマーマレード

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舞台刀剣乱舞 无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣- 5/15 夜公演 感想

ネタバレあります。

 

 

 

刀ステ无伝を見てきた。

チケット吹き飛ぶかどうかドキドキしてたので無事に行けて本当によかった。

 

 

今作は三日月や鶴丸や長谷部など、刀ステといえばなメンバーが揃っていて、新米審神者としてはとても楽しみにしていた。特に三日月に関しては悲伝以来の姿で、まさか拝めるとは思っていなかったので今作の発表時にはどうしても行きたいと思ったことを覚えている。

今作は大阪夏の陣が舞台だが、真田信繁が自刃、真田十勇士が顕現、高台院がそれを指揮するなど大きな改変が起きており…。という話。

 

・泛塵と大千鳥は予想以上に強い絆で結ばれていた。二振りは三日月を観察する任務を負っていたが、豊臣に囚われた泛塵を救うために三日月を利用してやるという大千鳥、逸話が弱い(実在したかどうか不明の)大千鳥に真田十勇士の物語を与えたい泛塵、これはちどはん(?)が増えるなと思った。なぜあの二振りはあんなに絆が強いんだ。

鶴丸かっこよすぎませんか。念願の初生そめつるだったんですが想像以上に楽しそうでよかった。喋る時間遡行軍(阿吽)にテンション爆上げだったり、バイク(!?)に乗って楽しそうだったり、「それは諸説に逃してくれ」ってそれボケに使っていいのかってワードでボケたり、ボケるところはちゃんとボケるのに戦闘は本当にかっこいいし暴走した真田十勇士の銃使いを収めた時も冷静だったし、三日月に「俺も一度言ってみたいセリフがあるんだ。…ここは俺に任せて先に行け」ってところもかっこよかった。あれはずるい。こっちが鶴丸に言ってほしいセリフですわそんなん。これは余談だが、私の隣の人明らかに鶴丸のオタクだったので鶴丸がかっこいいところで楽しそうにしていてこっちも楽しかった。

・長谷部は真田十勇士高台院の命令で武器を置いたシーンでも容赦なく斬ろうとした、歴史改変に対して厳しいところがすごく長谷部らしくてよかった。長谷部は今回黒田如水と戦い折れる寸前まで追い詰められるが、そこで泣くほど敗北を悔しがっていたのが印象的だった。ここで薬研と長谷部が強くならなくてはという決意をしたのがかっこよかったなぁ。自分もボロボロの薬研がこのシーンで最後まで折れかけの長谷部を守っていたのがめちゃかっこよかった。

・三日月と鶴丸が2人で話すシーン、鶴丸の「どうやったらこの終わりがないかもしれない戦いの中で狂わずにいられる?」という問いに対して、三日月が「本丸の皆がいる」と答えたところ、刀ステの歴史を感じた。ここを見た時、虚伝から見てる人たちが羨ましくなってしまった。あれは三日月や鶴丸と同じだけ時間を歩んできた人ほど感じるものがあると思う。あとここは燭貞のオタクとしても嬉しいシーンだった。燭貞ちゃんが厨に立つと美味しい料理が出てくるらしい。

高台院介錯するところの「ものの心を空に返す」というセリフを三日月が気に入っていたが、三日月や黒田が求めているものって戦の終わりなのかなと思った。

・秀頼の自刃の介錯一期一振が使われ、その一期一振に青い一筋の照明が当てられていたの泣いた。燃える大阪城の中で…。

真田十勇士が自陣のことを本丸と呼び、料理をするなど生活感が描写され、真田信繁の遺志をついで豊臣を守ることを本能と言うなど、刀剣男士との共通点が強調されていた。たとえ史実では存在しなくても人の思いから生まれるもの。刀剣男士と近い存在だからこそ彼らの物語に登場する相手として魅力的だった。刀ステはイデオロギーで相撲を取る感じがすごく好きだ。

・ステアラの舞台360度使う殺陣は天伝でもあったけど、今回の360度殺陣は2周して、しかも2周目は三日月がひとりで時間遡行群を相手に一周した、鈴木さんに三日月としてかけられている期待が重すぎる…

・最後の挨拶、三日月がぐるりと一周歩くとその先に高台院がいる演出が泣けた。

 

 

思い出したら追記する。