箱とマーマレード

うたプリファンブログです。愛と感想と考察を書きます。

「聖川少年の事件簿」攻略チャート

「聖川少年の事件簿」、久しぶりにプレイしたついでに攻略作ったので掲載。

2010年のうたプリ公式エイプリルフールで公開されたゲームです。マジLOVEキングダムからハマった方など是非プレイしてみてください!

スペシャルコンテンツ|うたの☆プリンスさまっ♪公式Webサイト

このページの真ん中くらいにある「聖川少年の事件簿」バナーからプレイできます。

 

【数字】の表記は、(私が勝手に)選択肢につけた通し番号です。

・【1】〜【9】が最短HAPPYEND

・【11】〜翔ルート

・【21】〜音也ルート

・【31】〜那月ルート

・【41】〜レンルート

・【51】〜トキヤルート

・【91】〜その他

 

【1】

  1. ありがとうございます →【2】
  2. お願いします →【2】
  3. いえ、けっこうです →BADEND1

 

【2】

  1. あ、いえ、大丈夫です →【3】
  2. 今日はもう見学できませんか →【3】
  3. もう何が何だか…… →【3】

 

【3】

  1. はい →【4】
  2. 私でよければ →【4】
  3. いいえ →BADEND2

 

【4】

  1. 他殺 →【91】
  2. 情報が足りない →【5】
  3. 事故 →【11(翔ルート)

 

【5】

  1. 犯人じゃない →【21(音也ルート)
  2. なんとも言えない →【6】
  3. もっと詳しく →【6】

 

【6】

  1. 室温 →【7】
  2. 紅茶 →【31(那月ルート)
  3. 校内放送 →【92】

 

【7】

  1. いいえ →【8】
  2. 犯人は聖川さんあなたです →BADEND13
  3. はい →【8】

 

【8】

  1. デスボイス →【9】
  2. スピーカー →【41(レンルート)
  3. ドライアイス →【51(トキヤルート)

 

【9】※どれを選んでもHAPPYEND

  1. 楽しかった
  2. びっくりした
  3. 普通

 

 

【11】翔ルート

  1. 思う →【5】
  2. わからない →【13】
  3. 別に →【12】

 

【12】翔ルート

  1. 来栖くんのこと教えてください →【13】
  2. ごめんなさい →【13】
  3. 別に →BADEND3

 

【13】翔ルート

  1. あえてスルー →BADEND4
  2. 止める →【14】
  3. 説得する →BADEND6

 

【14】翔ルート※どれを選んでもBADEND5

  1. うん
  2. そうでもない
  3. 慣れてるから平気

 

 

【21】音也ルート

  1. 根拠はない →【22】
  2. ボルトが緩んでいることを知らなかった →【6】
  3. まっすぐな目をしているから →【6】

 

【22】音也ルート

  1. 一緒に行く →【23】
  2. 逃げちゃダメ →BADEND8
  3. うん →BADEND9

 

【23】音也ルート※どれを選んでもBADEND7

  1. ブログを見てファンになった
  2. 一目惚れ
  3. 好みのタイプ

 

 

【31】那月ルート

  1. 早まらないで →【7】
  2. そんなことない →【32】
  3. まだわかりません →【7】

 

【32】那月ルート

  1. 生きましょう!一緒に! →BADEND10
  2. はい →【33】
  3. あなたの無実を証明します →BADEND12

 

【33】那月ルート※どれを選んでもBADEND11

  1. 怒ってなんかいません
  2. ちょっとだけ
  3. 殴っていいですか?

 

 

【41】レンルート

  1. ごめんなさい →【9】
  2. はい →【42】
  3. 断る! →BADEND15

 

【42】レンルート

  1. 押さない →BADEND16
  2. 押す →BADEND17
  3. 自首をすすめる →BADEND18

 

 

【51】トキヤルート

  1. 別に普通だと思う →【41(レンルート)
  2. 言われてみれば…… →BADEND14
  3. 一ノ瀬さんとふたりで話したい →【52】

 

【52】トキヤルート

  1. 考えこむ →BADEND19
  2. 拒否する →BADEND20
  3. 手を取る →BADEND21

 

 

【91】

  1. 事故にしては不自然 →【5】
  2. なんとなく →【5】
  3. 謎の歌声が気になる →【5】

 

【92】

  1. 何かを溶かすため →【7】
  2. 何かを乾かすため →【7】
  3. 何かをあたためるため →【7】

マジLOVEキングダム18回入国達成

夢の王国をまだ見ていたい。

 

先日の土曜にマジLOVEキングダム18回入国を達成しました。

ここまでの感想を書きます。

 

前回の記事でアンコールの感想を書くと言っていたのに書いていなかった……のでここで語ろうと思います。

 

アンコールのWelcome to UTA☆PRI KINGDOM!!、今までのうたプリの歴史とそれを共に築いてきた我々へのリスペクトと感謝、そして愛に満ちていて本当に毎回幸せです。

うたプリを8年間好きでいて本当によかった。

静かな会場に響くかすかなアンコールの声が少しずつ広がって、大きな波になり、会場中の大合唱になった時、一度は暗くなったステージにふたたび光が戻る。同時に音楽が流れる。聞き覚えのあるメロディー。Welcome to UTA☆PRI world!という懐かしくも思い出深い曲を、王国にふさわしく華やかで壮大にアレンジしたもの。まさにこの場この瞬間に相応しい演出だ。

そして手を振りながら嬉しそうに出てくるアイドルたち。アンコールへの感謝を述べる者、こちらのテンションをさらに上げてくる者、終わりへ向かう名残惜しさを語る者、それぞれの一言がひとつずつ胸に突き刺さった。

18人の歌声が重なった「さぁ 今ここに始まる メロディーあふれる夢の歌よ」を聞いた瞬間、溜まっていた涙が限界を超えてぼろぼろとこぼれた。

この曲を18人で歌うことの意味の大きさよ。うたプリの世界がここまで広がったこと、そこまでに至る歴史、ずっと追いかけてきたファンへの感謝とお礼、そしてこれからうたプリの王国に入る人への素敵なグリーティング、かつてうたプリ世界にいた人へのあたたかな「おかえり」のメッセージ、そしてこれから始まる新たなうたプリの王国の夢……。それらを一挙に感じさせる素晴らしい時間だった。

特に、We need you, my princess!で全員が跪くところが一番好きである。まず瞬時に「うたプリらしい」と思った。跪く姿はまさに王子のようで美しかった。「恋愛ゲームの主人公」ひとりに対しての愛も、「会場に来てくれたファン」全員に対する愛も、あの姿で与えてくれたと感じた。あのシーンは、うたプリ世界があらゆる形のファンに愛と夢を捧げ続ける覚悟を示しているようにも感じられた。

 

本当に夢のような時間を18回毎度もらっている。まだ前売り券が残っているし、大学生という身分を存分に生かしてさらに入国を重ねたいと思う。ありがとう。

Welcome to UTA☆PRI KINGDOM

ようこそ、うたプリの王国へ。

 

 

アンコール追加後のマジLOVEキングダムを観に行った。

 

泣いた。ただひたすらに感動した。

公開初日よりも感動した。

 

18人が、生きてそこにいた。ライブをしていた。

公開初日に全然泣かなかった私が観たかったのは、本編以上にここだったと知った。

 

なんだかジェットコースターのようにガンガン感情が揺さぶられたので記憶がない……再入国してどこが良かったか思い出したらこの下に加筆していきます。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

劇場版でHE★VENSへのGATE開いちゃった話

マジLOVEキングダムは3グループ合同ライブである。そのうちひとつがHE★VENSである。

 

HE★VENSのことはいままで「まだよくわからないな」と思っていた。

アニメも見たしHE★VENSのCDも買っているしヘヴラジも聴いたしツイッターもフォローしているし、HE★VENSの情報は追える限り追っているはずなのだけど、「ゲームが出てない」……ただその一点で距離を感じていた。

 

シャイニング事務所のアイドルのことは春ちゃんの目を借りて舞台裏から人生まで見させてもらっているので、よく知った気になっている。ただのアイドルのファンとしては知り得ないことを知っている。

しかしHE★VENSは現状それがほぼない。レジェンドスターが一番舞台裏に近いものだったが、春ちゃんの目を通して見るような姿、カメラが絶対に無いという意味で“本当に”プライベートな姿は今のところ無い。

 

しかし、今回のマジLOVEキングダムで、HE★VENSに感じていた微妙な距離感が一変した。

 

パフォーマンスが良い。圧巻。

アイドルがくれる楽しい気持ちがちゃんとある。

 

もちろんST☆RISHQUARTET NIGHTも最高だった。これは当然。彼らの苦労も喜びも人生も私は知っているから。ずっと大好きだから。

でも、そんな共有があまり無くて今まで距離を感じていたHE★VENSまでもイイ!と思った。そんな自分に驚いた。

 

……しかしよく考えてみると、私は「ただゲームやってないだけ」で、アニメもヘヴラジもドラマCDも触れているのである。

気付いたら意外とHE★VENSの情報が私の中に溜まっていた。

特にマジLOVEキングダムのドラマCDは大きかった。オレオレ系でワガママだと勝手に思っていた大和があんな素直でかわいい子だったとは知らなかったし、電波少年でつかみどころがなく感じていたシオンが喧嘩の仲裁できるなんて思ってなかったし、故意か否か他人を煽るのが得意な瑛一にも踏まれたくない地雷があるのだと驚いた。

 

そこにあのパフォーマンスである。

シオンのかっちりしたダンス、大和の全力ファンサ、ヴァンの狙い撃つ決め顔、瑛二のやさしさ、ナギの人を虜にする技、綺羅のクールな口調と面白さのギャップ、そして瑛一の圧倒的カリスマ。悲鳴も歓声も笑いさえも生み出していく……。まさに王国の中心で踊る18人の中の7人としてふさわしいグループだった。

 

私はいつのまにかエンジェルへの道を開拓していて、劇場版は背中を押してくれただけだったのかもしれない。

今までの私は、「ゲームをやってないから」というただそれだけを言い訳に、良いものを受け入れていなかっただけだったのかもしれない。反省した。

 

HEAVEN SKYのドラマCDも今聴くととても面白い。これは私が好きになったが故に、心の受信用アンテナを増設したからだと思う。劇場版での一体感のあるダンスを見てからこのCDを聴くと、瑛一を中心としてメンバー全員がそれぞれの特性を尊重しあい支え合いながら歩むグループなのだとわかる。うたプリのこの「異質なものを排斥したりバカにしたりせず認め合い支え合う」世界観がとっても好きだというのはHE★VENS以外に対しても思うので、HE★VENSを私が好きになる……というか心の底からうたプリ世界の一員だと感じられるようになるのはいつか来る当然だったのかもしれない。それが今だった。

 

なんだか、私が1000%でうたプリにハマった時に感じた「ゲームから知っている人が羨ましい」という感情と似たものを今抱いている……。

そんな感情を今、私がうたプリを好きになって8年経った今でも、感じさせてくれるうたプリに感謝……。ありがとう。

建国記念日……劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム感想

マジLOVEキングダム見てきた……通常上映2回、マジLOVEライブ上映2回。

 

泣くかと思っていたし、開演直前には泣いてたが、4回見終えた今は泣くを通り越して放心状態……魂だけ取られてしまった

 

実を言うと1回目(通常上映)はあまり楽しめなかった。通常上映なので会場の盛り上がりにも欠いたこと、正直CGがまだ慣れなくて私の心が粗探しをし始めたことで素直に楽しめなかった。

しかし2回目(マジLOVEライブ上映)はCGにもだいぶ慣れ、十分に楽しめた。客席から上がる歓声、悲鳴、名前を呼ぶ声を聞いた時、パズルの欠けたピースが嵌ったような感覚があった。

 

これはもはや映画ではなく、ライブなのだ。

 

見てくれる人がいて初めて彼らはアイドルになれる……彼らの輝きの片翼を担っていたのは我々観客なのだなと感じた。

 

そして4回見ても涙は出ずひたすら魂だけが彷徨うような浮遊感のまま帰路に着いた。しかし道中でうたプリの昔のドラマCDを聞いたら、そこで急に涙が出そうになった。昔はこんな子だったなぁそういえば……。みんなちょっとずつ、でも確実に成長しているんだなぁと思わされた。

やっぱり私は、こうして成長していくうたプリが好きだ。変化を恐れないうたプリが好きだ。それを再認識した日だった。

 

 

 

 

【以下はネタバレ】

 

 

 

 

まとまらぬまま箇条書きにするが、とりあえず感動したことや面白かったことを書き残しておく。ここから下は見るたび書き足していく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〈Overture〜ファンタジック☆プレリュード〉

・ああ〜〜うたプリっぽい〜〜イケメン回転寿司(回ってないけど)(4期1話っぽさ)

・真斗くんが落としたハンカチをレンちゃんが拾う(レンマサポイント1)

・いやファンタジックプレリュードめちゃくちゃよいな  建国

 

〈THE WORLD IS MINE〉

・ん〜〜かっこいい。名前を呼べるところが多いのも良い。

QUARTET NIGHTQUARTET NIGHT

 

〈GIRA×2 SEVEN〉

・ギラギラギラギラの振りが好き

・YES!

 

〈MC1〉

・武者震いが止まらない真斗くん

・ヴァンのあのカットずるくない!?

・お城を建てちゃいました〜〜😄🏰‼️って言うなっちゃん

・レンちゃんの挨拶は泣く

・嶺ちゃんのボーイたちー!が聞けて嬉しい

カミュごきげんよう」客席\ごきげんようー!/

 

〈Up-Down-Up!〉

・衣装が好き

・最初のジャンプ登場の時の音也くんの髪のぶわっと感が好き

・お姫様抱っこ〜〜💕体格は確かヴァンより音也の方が大きかったと思うんだけど抱っこされるのは音也くんなの分かってるわ(追記:ヴァンの方が身長1cm、体重2kg大きかった……ごめん勘違い……)

・藍ちゃんちょいちょいイイ顔する……

 

〈エゴイスティック〉

・衣装が……世紀末!!!!!!!!!!(ニコニコ動画で観たい)ごめん初見笑った

・鳥籠破るのとてもかっこよかった

なっちゃんのマジ感がよい

・照明が逆光でなっちゃんが黒い影になるところがめちゃくちゃカッコいい

 

〈Feather in the hand〉

・聖川真斗

・聖川真斗の髪

・聖川真斗が美しい

・聖川真斗……

・聖川真斗にため息しか出ない

・聖川真斗の髪をなびかせる風になりたい

・聖川真斗と青空と切ない笑顔

・聖川真斗パンフレットでも最高

・聖川真斗だった

 

〈相愛トロイメライ

・レンちゃんその百合の花誰?真斗くん?

・レンちゃんが切ないマジ顔でこっち見ててカメラが高速で引くところで泣きそうになった レンちゃんとお別れしたくない

・パンフレットの寿嶺二がウワ--最高

 

〈Colorfully☆Spark〉

・コーレス完璧だった私を誰か褒めてほしい

ソーダくん

・カメラと目が合うと絶対ウインクするナギちゃん……おそろしいこ

・無表情でかっちり踊るシオンがめっちゃ面白かった

・池袋はさすがみんなコール完璧だったよ

 

カレイドスコープ〉

・ローラースケートwwwwwwwwアイドルっぽい

・あれっ私アラジン見てたっけ?ってなった

・カメラワークがダイナミックで一番好きだった

 

〈MC2〉

Up-Down-Up!

・音也くんあざとい

・音也くんがおそろしい

・音也くんピースでカニさんするのめっちゃかわいい

・ヴァンがめっちゃひょうきんというか動きが大きいタイプの人間で演劇上手そうだなと思った(4期を思い出すなぁ)

・音也くんが喋るたびに\かわいいー!/in池袋

 

エゴイスティック

・ズレ漫才か?(一番好きなMC)

・「RockとLockを掛けているのか?」(?)

・瑛一くんが変態だよぉふえぇ

なっちゃん強キャ

なっちゃんのセリフ突然重くなる

・後ろの席の人が「(なっちゃんは)飼育員さん」って言っててめちゃくちゃ笑ってしまった、わかりすぎる in池袋

 

Feather in the hand

・聖川真斗

・聖川真斗の「好きです!」

・聖川真斗の髪耳かけ(客席発狂)

・聖川真斗の立ち姿脚がすっとしてて美しいの……

・聖川真斗の天然

・聖川真斗

 

相愛トロイメライ

・レンちゃんの拗ね  うふふ

 

Colorfully☆Spark

・シオン「翔はかわいい……とても(顔アップ)」

・なんだこれ

・照れあい褒めあいを見せられてこっちが照れる

 

カレイドスコープ

・語彙力喪失組

・セシルちゃんが可愛いひたすら可愛い

・セシルちゃんがとっても可愛い

・トキヤまで……

 

〈愛を捧げよ〉

・片目隠したナギちゃんの誘うような表情がめっちゃよかった

 

〈FLY TO THE FUTURE〉

・エモい

・FLY TO THE FUTURE〜って歌いたいよね

・カルライと振りが似てるところ泣ける

 

〈ウルトラブラスト〉

・ダンスが激しいと聞いていたのだが本当にそうだった、めっちゃかっこいい

・間奏でレンマサハイタッチ(レンマサポイントその2)

・ファイヤー!

・「燃えるような夢を」のレンと真斗の顔がめちゃくちゃ良い  挑発的かつ自信に溢れてとてもかっこいい

 

〈MC3〉

・愚民いただきました

・音也くん……………………

・なんか各ユニット全部今までとこれからを感じさせる切ない感じだった

・どこのMCでもすごく大事なことをみんな言っていた(記憶が弱い)

・真斗くんが……………………真斗くんそんな切ない苦笑で過去のこと語れるようになったのね

・音也くんが切ない顔するだけで囲い全員倒れる

 

〈マジLOVEキングダム〉

・最高

・翔ちゃんが星空を見上げるところすき

 

QUARTET NIGHTの感想を全然覚えられていない……ごめんよ……

まだもっと言いたいことがあるんだけど覚えていない……まだ前売り券あるのでもっと見ます!!!!!!!!

1〜4回目は上野、5回目は舞台挨拶、6回目は池袋応援上映にしたが、やっぱり池袋応援上映は最高に楽しい。皆鍛えられている……私も安心して泣いたり笑ったり叫んだりできた。

7回目は新宿。池袋に比べると落ち着いていたが、座席が後ろの方だったのもあって結構盛り上がれた(私が)

8回目は上野。応援上映にしたが、後方で歓声ではなく私語をしている声が気になってしまったので、そろそろ通常上映の方がいいかもしれない。また、平日昼ということもあって人が少なかった。私は声が大きいし、もっと盛り上げるために歓声を上げていこうと思った。

現在入国 8回

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

明日の舞台挨拶楽しみだなぁ

 

上松範康『アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡〜上松範康の仕事術〜』を読みうたプリの今後を想うオタク

上松範康『アニソン・ゲーム音楽作り20年の軌跡〜上松範康の仕事術〜』(2018, 主婦の友社)を読んだ。

結論から言わせてもらうと、うたプリの章に関しては「私が愛したうたプリの姿に間違いはなかったな」と思った。

 

最近、紺野さんや上松さんなどのうたプリに関わった人のインタビューを読むのがブームで、5th Anniversary Bookや劇団シャイニングビジュアルブック、オトメディア2019年6月号掲載の劇場版関連のインタビューを読んでいた。

私は制作に関する話や原作者が込めた思いを知るのが好きである。自分の感動の“答え合わせ”をしたいのだ。自分がこの作品の何に感動したのか、それにはどういった仕掛けが施されていたのか。作り手側の雰囲気や作品に込められた思いをわずかでも知ることで、自分の感動とその理由が言語化ができるような気がするからだ。

その流れで、今まで気になっていたが未読だった上松さんの本を購入した。

 

上松さんについては、これまでのうたプリに関する各種インタビューやTwitterでのつぶやきから、非常にクリエイティブな人だなとは思っていた。

……というか、あの「マジLOVE1000%」とかいう初見ではヤバすぎる(ドキドキよりも笑いが込み上げてくる。当時中3・うたプリを見る前の私は「こんなん絶対クソアニメやろw」と完全にナメていた)題名を考えた張本人なのだから、常識を裏切るような発想ができる人なのは想像がついた。

上松さんが5th Anniversary Bookで語っていた、「うたプリを企画した時は周囲の大反対にあった」という話は今回の本でも語られていたし、意識的に・あるいは無意識に常識を打ち破る形でうたプリの企画をスタートさせ成長させていったというのも、やはり上松さんの常識に囚われない発想とそれに対する強い自信の存在を裏付けるエピソードとして非常に納得できる部分であった。

 

まぁここまでしか読まなかったら「上松さんがとても発想豊かですごい人で、そんな人がうたプリを作ったんだなぁ、すごいなぁ」で終わるのだが。

私がうたプリオタクとして非常に嬉しかったのが、上松さんと紺野さんが考えるうたプリの美学についての話である。

僕と紺野さやかさんが考える『うた☆プリ』の美学は〈攻める〉です。とにかく攻めて、決して守らない。なぜならアイドルは挑戦する姿こそが美しいからです。(p105)

そう、「常識に囚われず新しいことに挑戦すること」は、ただ上松流仕事術であるというだけではなく、『うたプリの美学』なのである。うたプリという世界のぶれない軸が、ここに設定されているのである。

私はこの本を読むまで、てっきり「愛」とか「夢」がうたプリの「美学」だと思っていた。実際このふたつのワードは、うたプリの歌詞をテキストマイニングしたという調査でも頻出上位2単語となっている(出典:【アイドル研究/歌詞編②】みんな違ってみんないい。 - I am Natsco)。

まぁ愛や夢がうたプリ世界の中心にあるというのも実際間違いではないと思うが、最近のうたプリの傾向を考えると、この「愛」や「夢」の描き方にも〈攻める〉美学が反映されているように思う。

 

前回の記事とも重なってしまうが、うたプリ乙女ゲーム……つまり男女の恋愛を描いたゲームとして出発した。プレイヤーは主人公・七海春歌となって作中のアイドルたちと恋愛をし、アイドルになるという夢を叶える。その出自を受けてか、ドラマCDの劇団シャイニング、シアターシャイニングでも、所謂シチュエーションCDのように「聴き手が物語内で存在するスペース」が設けられていた。

しかし、2018年に発売されたShining Masterpiece Showはついにそのスペースが無くなる。ここでうたプリのドラマCDは、聴き手とアイドルの恋愛を描かなかった。代わりに描いたのは、その意味を拡大させた、登場人物たちの「愛」と「夢」である。Lost Aliceでは、夢のような不思議な世界で「家族愛」を、トロワでは、それぞれに夢を抱く三銃士たちの「仲間との絆」を、リコリスの森では、叶わぬ夢を2人だけの世界で叶える「禁断の愛」を、描いた。

うたプリは、出自に固執することなく、自ら「愛」と「夢」のあり方を拡大したのである。うたプリは「男女の恋愛」「アイドルになる夢」から一歩踏み出し、それらを内包するより広い概念に手を伸ばすことで、うたプリの世界をさらに広げたのだ。

 

そもそも私がうたプリを好きになったのも、「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」という衝撃的(笑)な題名があってこそである。

もしももっと無難で、ありがちな題名だったら、当時女性向けコンテンツに興味のなかった私は見向きもしなかっただろうし、もし目にしたとしてもすぐ忘れていただろう。

私がはまってから後も、HE★VENS登場、どんどん大きくなるライブ会場、KEITAMARUYAMAコラボ、舞台化、CGでのMV作製、そして劇場版ライブなどなど、「まさかやらないだろう」「うたプリではやらないだろう」と思っていたことを次々とやってくれた。

このようなうたプリの挑戦的な姿勢があったからこそ、私はうたプリに出会えたし、飽きずに8年もオタクをやっているのだ。これらの驚き、衝撃、笑い、感動、全てうたプリの〈攻める〉美学の賜物だったのだ……。うたプリのこの姿勢を愛した私の目に間違いはなかったなと思った。

 

うたプリは永遠』……この言葉に嘘はないと語る上松さんと、それによって紡がれるうたプリワールドを信じて、6月の劇場版を待とうと思う。

 

 

追記

本についてひとつだけ批判的なことを言わせてもらうなら、やはり春ちゃんの痴漢のシーンはいただけなかった。上松さんが「あのシーンは批判されたけど必要だった」という旨を語ったページには正直がっかりした。性的な被害を受ける恐怖は、「天然で純粋で誰でも信じる」人間でもやはり恐怖である。痴漢の被害者は「人を信頼していないから」痴漢を痴漢扱いするのではなく、他人から明確な悪意と加害の意思を持たれていること、自分が人間ではなく「モノ」としてしか見られていないことに恐怖するのである。この恐怖は、例えば不審者に話しかけられた小学生でも感じる。春歌の「純粋さ」の表現にあの言動を配置したのは、ふさわしくないと言わざるを得ない。

うたプリは正直、ジェンダーに関して敏感な昨今の状況を特別に意識しているわけではないように感じる。「アイドルの清潔感を大事にしている」という紺野さんの奇跡的なバランス感覚が、女性にとって安全そうな空気を 偶然 作っているように思えてならないのである。なのでうたプリは、時折無自覚に「女らしさ」のステレオタイプを押し付けてくることがある。

女性向け作品でも男性が作る例が多数である現在は、他作品も「女性向け」なのに女性に対して旧来の価値観を押し付けるような描写がされることも多い。しかし、正直アイドルたちがそういう古臭い言動をしているのは見たくない。アイドルたちには、常に若くいてほしい。アイドルたちに、新しい時代を作っていってほしい。アイドルには、夢と希望を見せてほしい。

 

うたプリのことはとても信頼している。アイドルたち……つまりうたプリ世界の創造者たちは、我々を楽しませるために常に〈攻め〉の姿勢を崩さない。

だからこそ、新しい時代のエンターテイメントとして、思想的な先進性も期待しておこうと思う。古い「面白さ」の評価軸が機能しなくなる前に、うたプリが変化していく価値観に対応できることを期待して追記を締めさせていただく。

 

 

他にも着目すべき点、特に「今回の本に表れた上松さんの思想がうたプリの歌詞にもはっきりと表れている」という点については再度記事を書くかもしれない。テキストマイニングを自力で行なって、上松さんがうたプリで描こうとしていることの変化を読み解くのも面白いかもしれない(アニメで使われたST☆RISHの曲、つまり“アニメのエンディングテーマとアニメ終盤の大切なシーンの曲”で分析すると非常に面白そう)。

うたプリが描く「愛」について覚え書き

うたプリ乙女ゲームとして出発したので、初期の頃の「愛」は主人公(七海春歌)に向けられた個人的なもの、男女間の恋愛だったけども、うたプリがアイドルものとして認知されていくにつれて、「愛」はファンへの愛や仲間への親愛も含むようになったなぁと思う。

そして何より劇シャイ→シアシャイ→SMSの変化が面白い。劇シャイやシアシャイに存在した「女の子のいるスペース」がなくなって、純粋にキャラクター間の関係を描くようになったのがSMS。SMSのロスアリ、トロワ、リコリスではそれぞれ「家族愛」「友愛」「禁断の愛」を描いていたと思う。どれも男女のロマンチックな性愛ではない。が、たしかに「愛」なのだ。

うたプリは「男女の恋愛」にこだわらず、「愛」を様々な形で表現することに挑戦してきた。(愛にも様々な種類があるというのはマジLOVEキングダムのシャッフルユニットでもトキヤが言ってたね)

うたプリのそういう、過去や原点を踏まえつつたしかに新しい一歩を踏み出していくところ、本当に好きです。

(出典とか真面目に書いたら2万字くらい書けそうなテーマだ)