箱とマーマレード

うたプリファンブログです。愛と感想と考察を書きます。

舞台刀剣乱舞 綺伝 いくさ世の徒花 4/30 昼 大阪

綺伝を見てきた。

以下重大なネタバレを含みます。

以下カプ話を含みます。

 

 

 

 

 

 

ついに念願の綺伝本編。

前回の綺伝改変を見て梅津さんを気に入った私としては絶対に見たかったので、今回わざわざ大阪まで来た甲斐があったと思う。

 

以下感想。

大きなストーリーは綺伝改変と変わっていなかったように思うけど、長義と"偽物くんの偽物くん"が戦うシーンが追加されている、最後に歌仙が修行に行くなど刀ステ本丸の話が追加されていた。

特に印象深かったのは、やはり黒田官兵衛の気配に覚えを感じた長義が詰め寄ると、なんとそれは山姥切国広だったことがわかった時だろう。国広は三日月を救うために時間遡行軍に身を堕としていた。

熊本城で歌仙たちが熱戦をしている間、一人それに気付いた長義が国広と熱戦。"偽物くんの偽物くん"は折れた。

この展開は大変熱かった。私が好きなちょぎくには、長義が自他境界ズブズブの執着を国広にしているところだなと思った。長義は偽物くんの偽物は自分の偽物と同じくらい許さないだろうなと感じた。そして長義はあくまで、"己の写しとして"国広に誇りを持ってほしいんだと思う。そういうところがすごく好きだ。

このシーンは梅津さんの熱演もあって大変に盛り上がった。長義がかっこいいし、それを熱演する梅津さんも大変にかっこよく、また一層好きになってしまった。梅津さんの大声めちゃくちゃ良い。

 

長義は他のシーンでも飲食する姿を見せなかったり、講和のシーンで即「歴史を守るのは刀の本能」と言って人の心を切り捨てたりと、すごく"刀らしい"というか人臭さを排した感じがあって好きだ。(一方で、聚楽第の監査官であったことを隠し通せていると思っていたり、国広との激闘の後に「お前がいない間の本丸は俺が守る」と言ったりと、本丸の一員として人臭さが出始めている感じも好きだ)

刀ステはこういう刀の刀らしさと刀なのに人臭いところが絶妙なバランスで存在しているところが見る人の心を揺さぶってきてうまいなと思う。刀剣男士たちのアイデンティティは刀であることだけど同時に人臭い感情も存在するからこそ、彼らは迷いの中でも己なりの答えを見出し、戦いの中で成長するのだろうと思う。

 

刀ステは円盤買ってなかったけど今回は買おうかな…。

 

そういえば、山姥切国広が時間遡行軍となっていたので今後本丸の他の刀たちとも対峙するのかと思っていたが、今回で折れてしまった。

「山姥切国広の影」と言われていたし、国広はまた別の所にいるのだろう。

次は信長のことが匂わされていたし楽しみだ。