箱とマーマレード

うたプリファンブログです。愛と感想と考察を書きます。

本能バースト演劇 sweet pool 3/20 夜

sweet poolが舞台化されたので見てきた。

 


sweet poolは私が病んでいた時にプレイしたBLゲームのひとつで、咎狗とLamentoの次に触れたBLゲーム。

当時は私の友人に対する執着心やその当時好きだった人への未練で荒れていたので、スイプの睦ルートにはかなり救われた記憶がある。好きな人と裏表なくひとつになりたい感情が私は強く、それが行くところまで行くとこうなるのだというものを見て、自分の中に飼う虎が肯定された気がしたものだった。

 


スイプは全ルートコンプ以来ほとんどやり直しもしていなかったので(こころの消費カロリーが大きい作品なので)、今回見に行って原作の記憶が呼び起こされたのに驚いた。自分がスイプ原作をやって、絵で見たシーンやテキストから想像したシーンがそのまま舞台になっていて懐かしくなった。

 


風呂シーンに湯を用意して本当に浸かるのはまじでびっくりした。ダンスがエロい。お風呂がスケスケなのが憎い。

 


2人で上裸で絡むシーンもあったんだけどめちゃくちゃ身体つきが良い。ほっそりとあばらが浮いてて白い肌の蓉司とむっちり筋肉のある哲雄…。生身の人間の美しさに見惚れてしまった。

 


そしてエンディング。今の年齢で見るとなのか舞台の脚本のおかげなのかはわからないけど、哲雄の気持ち、そして蓉司の気持ちがあの瞬間ぴったりと交わり、あのエンディングなんだということがスッと入ってきて、全てを受け入れるような気持ちになった。不思議と涙が流れず、納得感、この世界はこうあるべきだったという受容、それだけが私の中で広がった。とても心地よく深い感動だった。

 

 

トークショーがついていたのでそちらも楽しんだ。

哲雄と蓉司に用意された椅子がベッド。哲雄がベッドをぽんぽんと叩いて蓉司を呼んでてかわいかった。

蓉司役の櫻井さんはひたすら照れててかわいい。逆に哲雄役の砂川さんは落ち着いていた。包容力感じた。

そして何より姫谷役の福地さんがめちゃMCが上手く、「ぶっちゃけ抱かれてどうだった?」といった聞きたい質問を投げてくれて最高だった。砂川さんの筋肉美がすごいことを「もうパァーンって感じで…」って表現していた櫻井さんがこれまた可愛かった。

おふたりとも肉体づくりは頑張ったらしい。それはそうだよね…。すごく美しかった。