箱とマーマレード

うたプリファンブログです。愛と感想と考察を書きます。

ST☆RISH SECRET PARTY(前夜)

明後日、待ちに待ったST☆RISHのCGライブに行ってまいります。

発表されてから今日までが果てしなく長く感じられました。

 

私は自分のことを「レンマサのオタクかつうたプリ世界のオタクであって、ST☆RISHのオタクというわけではない」と思っているのですが、やはりST☆RISHは現在のレンと真斗の居場所であり、うたプリ世界をここまで大きくしたアイドルです。このライブが決定した時は大変感激いたしました。

 

うたプリ初のCGライブ、うたプリ史を振り返るとここまで至るには様々な壁があったものと考えます。

うたプリはマジLOVE1000%が高評価を得たことで一躍有名になりました。その時のライブシーンは全編手描きアニメーション。CGはありませんでした。

その後アニメシリーズが進むにつれてCGの割合が増えていきました。それでも遠景になった時のみCGで、上半身アップなど顔がはっきり見えるシーンは手描きアニメーションでした。

しかし先日発表された、劇場版。こちらはなんと(公開されているシーンは)全編CGです。私は本当に驚きました。

なぜなら、アニメオタクに根強い「手描き>>>CG」という風潮を長く見てきたからです。

うたプリ1期もダンスの作画は本当に大変だったと思います。実際、マジLOVE1000%のライブシーンの作画枚数の多さが各所で語られています。(ごめんなさい、具体的な枚数を忘れてしまいました)そんなに大変なのにCGを使わずわざわざ手描きで描いたのは、「CGの人間に対して感じる強い違和感」が当時は強かったのだろうと思います。技術的理由はもちろん、視聴者側もCG人間に慣れていなかったのが2011年だったと思います。

しかし時代は大きく変わりました。うたプリと、同時期のラブライブ!の影響で2次元のアイドルがどんどん増えました。そして技術的にもCGがクオリティを上げつつ使いやすくなり、スマホアプリ出身の新出アイドルたちがどんどんCGを導入していきました。アイドルとは少し違いますが、Vtuberの進出も進みました。

CG人間はすっかり身近になりました。

 

クオリティの上がったCG人間が増えて身近になると、視聴者側も慣れてきて違和感に対する抵抗が薄まります。

そんな中でうたプリもついに全編CGのMVを出しました。Shining☆RomanceとFORCE LIVEです。

私はこれも本当に驚きました。アニメシリーズのCGに文句を言ってた人たちに売れるんだろうかと。しかし完成したMVは無事うたプリオタクたちに受け入れられ、第2弾として雪月花が作られるまでになりました。

そして劇場版です。こちらもフルCGですが、我々の期待を高めるには十分なクオリティで大変感動しました。

その劇場版プロジェクトが企画したCGライブ。まさに「是非公開前に我々のCGを見てくれ。オタクたちを満足させる出来になっている」とでも言いたげです。

実際CGライブは好評のようで、不平不満の方が拡散しやすいツイッターでも感激したという旨のレポートが目立ちます。

ついにうたプリオタクも、CGに感激する時代になったのだなと感慨深いものがありました。

 

ここに至るまでの技術的な進歩や視聴者側の受容力、それらがきちんと噛み合って、今こうしてCGライブが開かれているんだなと思います。これがもし1000%の時代だったら、と考えると今日ほどの受容はなされなかったのではないでしょうか。

2次元男性アイドル史を創り今も伝説の星として輝き続けるうたプリ。ここ数年の曲では、過去ではなく未来を見据えて歩き出そうという旨の曲が多く、上松さんをはじめとして公式の意思が伝わってくるなと思います。うたプリは少しずつ少しずつ、新しい時代に歩んでいっているんだなと。私はこれについていきたいし、うたプリがまだ挑戦していない新しいことをやりたいというならできる限り応援していこうと思っています。全編CGの劇場版も、CGライブも、うたプリの新たな一歩として本当に楽しみです。

 

……というか噂に聞くところによるとレンマサがやばいらしいですね……公式レンマサ絡みに敵うものはないと思っているのでそれも本当に……楽しみです……